50歳の時に英検準2級に合格しましたので、その時のことを記しておこうと思います。
・高1で英検3級合格
・英語の通知表は5段階評価(相対評価、絶対評価とも)で平均「4」くらい
・大学1,2年の一般教養課程の中で英語の授業あり、社会人になって以降は特に英語の勉強はナシ
なぜその歳になって英検を受検することになったのか、それは子供が準2級を受けたいと言うので「ついでに私も受けてみようかな」と思ったからです。そんな簡単に?と思われそうですが、その前年に別の検定も受検&合格していたので(そちらはまた別の機会に)、漠然と「また何かチャレンジしたいな」という思いは持っており、子供の英検受験はそのちょうど良いキッカケとなったのでした。
しかし、若干無謀なところもありました。それまでの経験から、お金を払ってしまえば意地でもやるだろうということで、勢いだけで一人8000円ほどの受験料をポーンポーンと支払ってしまい(二人分なのでね)、なんと申し込みから1次試験まで40日ほどしか時間はありません。そもそも何も勉強しておらず、何のテキストもない。こうなると子供の方はどうでもいい。
前半戦
まずは単語と文法だよね、ってことでいろいろ調べて用意したのは
・英単語ターゲット1200 (旺文社)
・改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本 (かんき出版)
・文単(文で覚える単熟語)準2級 (旺文社)
の3冊でした。
英単語ターゲット1200
英単語ターゲットは複数回まわす必要があるだろうと思い、スピードを上げるために当初は1日1セクションを目標にしました。しかしなかなかハードで、特に各セクションの最後が熟語になっていますが、熟語は思うように頭に入らずスピードも落ちる。なのであまりきっちり決め過ぎずに1日に最低でも50ページくらい、週末はやれるところまで頑張って進めていきました。ちなみにsection5までありますが私はsection4までしかやっていません。
①左ページで英語→日本語(赤シートで意味を隠す)
2巡目以降はわからないものは×、怪しい/自信がないものは△のチェックを入れていきました。3巡目4巡目と進むごとに確認すべき単語は減っていきます。しかし、熟語の方は最後までなかなか減らすことはできませんでした。
②右ページで日本語→英語(英文を赤シートで隠す)
こちらは1巡目だけで終わってしまいました。
英検準2級の問題では単熟語は基本的に選択問題がほとんどなので、学校のように正確なつづりを問われるところはほとんどありません。とりあえず単熟語の意味を問われたら答えられるようにすることを心がけました。もちろん、Eメール問題、英作文は記述問題なので、最低限書ける必要はあるのですが。
改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
ターゲットと同時進行で1日1単元目標で進めていきました。
記憶を呼び起こせば済むものもあれば、こんなのあったっけ?と1から学び直すこととなるものもありました。こちらはとりあえず1巡のみ、その後わからないことが出てきた時に見直したりしました。
文単(文で覚える単熟語)準2級
こちらも上記2冊と同時進行で進めたものです。音声をウォークマンに入れて何度も何度も繰り返し聴きました。スマホの「英語の友」アプリでも聞けますが、音声とスマホは別で扱いたかったので私はこのようにしました。音声は英語に耳を慣らしておきたくて家事の最中でもずっと聴いていました。
程よい長さの英文を通して単語、熟語、文法、読解力と同時に身につく形になっていて、内容も興味深いテーマをさまざま扱っており、これはとてもよくできていると思います(上から目線)。
内容は8つのテーマ(学校・教育、仕事・生活etc)+2つのリーディング用テーマ(会話文、パッセージ)で計10テーマあり、また1テーマあたり8つの本文という構成です。あまり時間がないという焦りから、今回2つのリーディング用テーマは手を出しませんでした。
1日あたり1テーマを目標に進めましたが、やはり仕事のある日と週末とでは進み具合が違うので、週末に帳尻を合わせるイメージでいいのではないでしょうか。時間的にあまり立ち止まっているわけにもいかず、ザクザク進んで、また戻ってくるようにしました。何巡したのか記録をなくしてしまったのですが、割としつこく読んで聴いた記憶です。大きさ、薄さ、内容の濃さが絶妙で非常に携帯性が良かったのも大きいと思います。
見開き1エピソードで、左ページに英文と訳、右ページは英文に出てきた単熟語となっています。右ページに載っておらずわからない単熟語はその都度調べて、空いたスペースに書き足していきました。
また、本文には「超」我流のスラッシュリーディング風の区切りを書いていくことで、長文を理解しやすくなった気がしましたが、これはきちんと正しいスラッシュリーディングの方法を知っていれば良かったかもしれないです。
この程よい長さの英文が徐々に読めるようになっていくことで、私って結構英文読めるんじゃない?って思わせてくれた、ありがたいテキストでした。単熟語もしっかり載っているので、さほど時間がないとか、あれこれ手を出すのに抵抗がある人なら、単語帳なしでこちらだけでも良いのかもしれません。
後半戦
ここまではリーディング対策がメインでしたが、リスニング、ライティングもかなりの不安がありました。実際、いずれも万全の対策とは程遠い状態での受検となりました。
どちらも対策問題集が出ていますが、時間的にとても全部やれそうになく、とりあえずリスニング対策用の問題集を購入。また、1回でも模擬試験はやっておきたかったので、予想問題ドリルも同時期に購入しました。
・英検分野別ターゲット 英検準2級リスニング問題 (旺文社)
・7日間完成 英検準2級予想問題ドリル(旺文社)
英検分野別ターゲット 英検準2級リスニング問題
chapter1から5までありますが、実際に取り掛かったのは3まででした。
何問も解いてみて、ある程度の正解率が確認できたので、あとは本番を想定した模試の中で確認できればいいかなと思うに至りました。文単でたくさん音声を聴いてきたので、初めて聴く音声に対する緊張感も徐々に慣れてきたのか、その成果が出てきたのであれば頑張った甲斐があったというものです。
ただし、私はまだこの頃には重大なミス?無知?に気付いていませんでした。
7日間完成 英検準2級予想問題ドリル
今回の受験勉強の中で文単と同じくらい使って良かったと思ったのがこちらのドリル。